社会福祉法人つばさの会は、平成14年に法人化を経て、平成16年に現在の場所に「障害者支援施設つばさ」(当時名称「知的障害者複合施設つばさ」)を開所いたしました。
設立当初、私どもは「施設と保護者と地域が一体となり知的に障害のある方が住み慣れた地域で生活できるよう援助する」という基本理念を掲げました。以来、長い年月の間に何度も初心に立ち返りながら、地域在住の利用者・保護者ニーズに応えるべく、グループホームの新設・移転、「多機能型事業所 夢ういんぐ」の開設など、労を惜しまず全力で取り組んでまいりました。
私ども福祉を担う者は利用者のみなさまの権利を守り人権を尊重し、その代弁者であらねばなりません。ですが、その責を果たすためには、じつに多くの方々の力を借りる必要があります。なかでも、決して外せないのが職員の力です。
支援させていただく際、職員自身に必要なものは「観察力」、次いで「コミュニケーション能力」であると私は感じます。具体的には、相手の表情等から自己主観のみにとらわれず周囲の者と意見を重ねて的確にその意思や意図をくみ取り、いつでも適切で優しい声掛けができる者。そのような職員を育てる事が法人の責務であり、またこのような職員と協同して支援にあたれる日々があることを、かけがえのない喜びと私は感じております。誰の胸にも“愛情”が宿っています。利用者のみなさまと職員が、その優しい気持ちを臆することなく前面に出しあえる仲であることこそ、福祉施設の理想のありかたなのです。
月日はまたたく間に過ぎ行きます。しかし、たとえ多忙な毎日であっても、職員には「明日もまた頑張ろう」「利用者さんに会いに来たい」と言ってもらえるような、そして利用者のみなさまには「待っているよ」「一緒にいれてよかった」と感じてもらえるような、「ありがとう」が交差するあたたかい施設であることを私どもは目指しております。
理事長 今井 武司
平成9年4月 | 心身障害者小規模作業所「工房つばさ」開所 |
平成14年3月 | 法人設立 |
平成14年4月 | 心身障害者小規模作業所から知的障害者小規模通所授産施設「工房つばさ」へ変更 |
平成14年10月 | グループホーム「わくわく」開所 |
平成16年4月 | 平知的障害者小規模通所授産施設から 知的障害者複合施設「つばさ」(入所更生・入所授産・通所授産)へ変更 |
平成22年4月 | 相談支援事業所「つばさ」開所 |
平成24年4月 | 知的障害者複合施設から「障害者支援施設つばさ」へ変更 (施設入所・生活介護・就労移行・就労継続支援B型) |
平成25年2月 | グループホーム「第2わくわく」開所 |
平成26年4月 | 中能登町道の駅「織姫の里」にて「カフェとりのす」開始 |
平成27年4月 | 多機能型事業所「夢ういんぐ」開所 相談支援を移転 (生活介護・放課後等デイサービス・相談支援事業) |
平成29年4月 | 就労移行を廃止し、就労継続支援B型に統合 |
令和4年3月 | 「カフェとりのす」での活動を終了 |
令和5年3月 | 多機能型事業所「夢ういんぐ」移転 |
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